1日の計測時間によって体重は変わりますが、どれくらい変動があるものなのですか?

 
 
 
1日の計測時間によって体重は変わりますが、どれくらい変動があるものなのですか? 
体重は食事や水分をとると増え、汗や排泄によって減り、1日中変動を繰り返しています。特に差が大きいのは、起床後と就寝前。個人差はありますが、0.5kg~2kgまで変動することがあります。

起床後は就寝前より体重が減っていることが多いのですが、これは寝ている間に汗をかき、コップ1杯分程度の水分が失われているため。さらに朝の排泄によって水分が減るので、朝に体重計に乗ると「減っている!」と嬉しくなることも。しかしこれは体内の水分量が関係するので、体脂肪が減った、いわゆる『痩せた』ということにはなりません。

【 体重が変動する理由 】
<増える理由>
■食べ物や水分
食べ物や飲み物が体内に入ると、その分体重は一時的に増加します。
■月経1週間前~月経中
この時期はプロゲステロンというホルモンの働きにより、体内に栄養や水分を溜め込みやすくなり、体重が増加する傾向にあります。しかし月経が終われば自然ともとの体重に戻ります。
■むくみ
塩分の摂りすぎ、冷えからくる血行不良は、体内の水分が滞りむくみの原因に。むくみがひどいと2kgくらい増加することがありますが、塩分を控える、利尿作用の多いものをとる(茶、コーヒー、キュウリ、冬瓜等の夏野菜、果物など)、運動をして血液循環を良くする、などで改善することができます。

<減る理由>
■排泄
便や尿、汗でカラダから水分や老廃物が出ると軽くなります。

【 1日で体重が増えたときの対応は? 】
1日の体重差は、体内の水分量による変動がほとんどなので、増えても心配することはありません。しかし数日経過してももとに戻らない場合は、水分ではなく体脂肪の増加が考えられるので、食事や運動で調整する必要がありそうです。

【 体重は頻繁に測らないほうが良い? 】
朝晩の体重の変動を気にすることはありませんが、定期的に体重をチェックすることで、1日の行動や食事パターンが把握できます。たくさん食べ過ぎた日は就寝前の体重が昨日より重かった、起床後に体重が減ってないときは、寝る前にお酒を飲んだときだ、など原因や傾向がつかめると、翌日からの食事や運動のコントロールがしやすくなります。

体重は、値に一喜一憂せず、健康増進やダイエットの目安として考えてくださいね。

<次のおすすめ>
正しい体重・体脂肪の測り方を教えてください。



[ 健康 ] (2013.09.09 )
 
 
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