微量だけど重要なミネラルの働き

 

ミネラルの重要性

第1回
微量だけど重要なミネラルの働き
 
ミネラルというと、鉄分・カルシウム・亜鉛など一般的なものは知っていても、深くは知らないこともいっぱいありませんか?私たちの体を影で支えてくれているミネラルについて詳しく知って、体内のバランスを整えましょう!

目次
[1] そもそもミネラルってどんなもの?ミネラルの働きについて知っておこう!
 
そもそもミネラルってどんなもの?ミネラルの働きについて知っておこう!
朝食イメージ 人間の体の96%は、酸素、炭素、水素、窒素の4大元素から成り立ち、たんぱく質や炭水化物、脂肪、ビタミンなどの栄養素は、これらの元素からできています。そして、この残りの4%を占める元素が「ミネラル」です。

たった4%?と思うかもしれませんが、このわずかなミネラルが重要な働きを担っているのです!

【ミネラルの働き】
●体内酵素をスムーズに働かせる
  代謝を行うために必要不可欠な酵素の働きをサポートします。
●ビタミンと共同で働く
  適切なレベルのミネラルが体内に存在しなければ、ビタミンをたくさん摂っても効果は得られません。
●活性酸素から体を守る。アンチエイジング効果
  体をサビさせる活性酸素を抑制し、アンチエイジング効果が期待できます。
●血液を弱アルカリ性に保つ
  血液をもっとも健康な状態である弱アルカリ性に保ちます。
●デトックス効果
  体の働きを整えることで、体内の余分なもの(有害物質)を排出します。

このようにミネラルは微量ながらも、私たちの体の根本を支える重要な働きを担っているのです。ダイエット中もいくらカロリーを減らしても、ミネラル不足ではエネルギーのもとであるたんぱく質・脂質・炭水化物をスムーズに燃やすことができなくなってしまいます。ですから、適切なミネラル補給はとても大切なことなんです。
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でも残念ながら、ミネラルは人間の体で作ることができません。驚くことに人間だけでなく植物も自らミネラルを作れません。野菜や果物などの植物は、土壌にあるミネラルを吸い上げて育っているのです。私たちは、その野菜や果物を食べることでミネラルを補給している、ということになります。

次ページからは、体内でつくれないミネラルの効果的な摂り方ついてご紹介します。