「運動時間を変えるだけ」「睡眠時間を確保するだけ」で効率よくダイエット

 

「いつ何を食べたらいいの?」「いつ運動すればいいの?」時間栄養学に基づいたダイエット

第2回
「運動時間を変えるだけ」「睡眠時間を確保するだけ」で効率よくダイエット
 
食事だけでなく、運動や睡眠もダイエットには関係し、時間によって効果に差が現れます。生体リズムの視点から研究された「時間栄養学」に基づいて、効率よくダイエットしましょう!


目次
[1] 運動能力UP!脂肪燃焼&筋肉修復の働きをもつホルモン
 
運動能力UP!脂肪燃焼&筋肉修復の働きをもつホルモン
運動は1日の中でさまざまな時間帯に行えますが、持久力、柔軟性、敏捷性など、運動に欠かせない能力がもっとも高まるのは夕方(起床約10時間後)ということが明らかになりました。さらに、脂肪を燃焼したり、食欲をコントロールしたりする「ダイエットに役立つホルモン」も夕方に運動をすることで、分泌が盛んになることがわかっています。


【 夕方の運動で分泌されるホルモン 】
脂肪燃焼、筋肉成長 ■甲状腺刺激ホルモン
脂肪の代謝や骨格の発達に関わるホルモンです。体脂肪を分解し、エネルギーとして燃焼してくれます。

■成長ホルモン
運動によって疲労した筋肉を修復し、さらに強く太くして筋肉を成長させます。また脂肪をエネルギーとして利用する働きもあります。


【 昼食を充実させよう 】
体力づくりに必要な栄養素は、昼食時に摂るのがベスト。その際、油っこいものや脂肪の多い肉など高脂肪食は控えましょう。筋肉を動かすエネルギー源となるのは糖質であり、脂肪はすぐに燃料になりません。糖質と、筋肉を成長させる材料のたんぱく質を中心とした食事を心がけましょう。また、持久力を高めるには、パン、うどんなどの粉ものより、ご飯のほうが適しています。

次はダイエットと睡眠の関係について、お話します。