栄養価の過不足の判定基準(基本コース)

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栄養価の判定基準

栄養価計算および栄養素の過不足の判定

1.栄養価の計算
栄養価の計算は、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」に基づき算出しています。
・アドバイスコース別の栄養価の判定基準は下記をご確認ください。
糖尿病食事管理基本コース
ゆる糖質制限ダイエットコース
ファンケル パーソナルワンコース
食物繊維で生活改善コース
あす筋ボディメイクコース
あすママコース
小中学生向けコース

2.各栄養素の基準値
各栄養素の基準値の範囲は、厚生労働省策定「日本人食事摂取基準(2020年度版)」に基づき算出しています。※一部あすけん独自の基準あり

a.エネルギー
■エネルギーの計算方法
推定エネルギー必要量(注1)を基準エネルギー量とし、推定エネルギー必要量の±200kcalを基準範囲とする。
(注1)推定エネルギー必要量の算出式=基礎代謝量(kcal/日)×身体活動レベル

<基礎代謝を求める簡易式>
基礎代謝量(kcal/日)=(0.1238+0.0481×体重[kg]+0.0234×身長[cm]-0.0138×年齢[歳]-0.5473×性別※1 )×1000÷4.186
(国立健康・栄養研究所で推奨している簡易計算式を引用)

※1 男性:1 女性:2

■目標設定をした場合の目標エネルギーの計算方法
現在の体重から算出する推定エネルギー必要量から目標に応じてエネルギーを差し引く。

<差し引くエネルギー>
約7000kcal消費すると脂肪1kgが燃焼するという考え方から7000kcal÷30(日)≒230kcal とする。

さらに選ぶ「がんばり方」によって、食事で減らすか、運動で減らすか割合を決める

・食事中心:食事:運動=10:0
・食事・運動バランスよく:食事:運動=7:3
・運動中心:食事:運動=3:7
※目標設定は30日に1回最新体重によって再計算されます。


b.たんぱく質
・49歳まで:基準エネルギーの13~20%の範囲とする。
・50~64歳まで:基準エネルギーの14~20%の範囲とする。
・65歳以上:基準エネルギーの15~20%の範囲とする。


c.脂質
・基準エネルギーの20%~30%の範囲とする。


d.炭水化物
・基準エネルギーの50~65%の範囲とする。


e.ビタミン・ミネラル・その他
・厚生労働省策定「日本人食事摂取基準(2020年度版)」に基づく。

【栄養計算結果に関しての注意事項】
各メニューの栄養素は、様々な理由により誤差が発生します。
一般的に食品は環境によって組成や含有量等が変化し、栄養成分についても最終的に摂取する個人毎に身体に与える影響は異なるものであるため、数値はあくまでも参考値としてご覧ください。

■通常メニューの栄養素データは、あすけん栄養士が作成した標準的なレシピを基に栄養価を計算しています。使用する食材や調理方法の違い等により誤差が発生します。
■市販品/外食メニューはメーカー等が公表している栄養素を用いていますが、公表されていない栄養素については独自の推計値(※)を用いて計算しています。
※商品そのものや公表されている情報等から原材料を推定したうえで栄養素データを推計

独自推計および商品/メニューのリニューアルにより誤差が発生します。市販品の栄養素が異なる場合など、下記からお問い合わせください。
メニューに関する問い合わせはこちら

3.あすけん健康度について

「あすけん健康度」は、あすけん独自に定めた健康度の指標です。健康を維持するためには食事バランスと適度な運動が重要であることから以下の項目によって総合的に判定し点数化しています。
 ●あすけん健康度評価項目(あすけんダイエット基本コース)※100点満点で評価・配点は非公開
  ・食事摂取カロリー
  ・運動消費カロリー
  ・食事バランス(主食・副菜・主菜・牛乳、乳製品・果物・お菓子、お酒)
  ・PFCバランス(脂質・たんぱく質・炭水化物)
  ※アドバイスコースにより、上記の評価項目は変わります。

運動量の判定基準

1.消費エネルギーの算出・運動量の判定
厚生労働省策定「健康づくりのための身体活動基準2013」および「改訂版『身体活動のメッツ(METs)表」に基づいています。

【参考文献】

・「食事バランスガイド」を活用した栄養教育・食育実践マニュアル
 社団法人日本栄養士会監修 武見ゆかり・吉池信男 編(第一出版)
・厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)
・(独)国立健康・栄養研究所 改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』

     
【 監修 】

女子栄養大学教授  川端輝江

最終編集日:2021/9/8