『朝食』を食べたほうが痩せるってホント? 朝食を食べたほうがよいホントの理由。

 

ダイエット中の朝の健康習慣

第1回
『朝食』を食べたほうが痩せるってホント? 朝食を食べたほうがよいホントの理由。
 
ダイエット中はカロリーをできるだけ少なくしたい、そんな思いから朝食を抜いたりしていませんか?朝食を食べたほうがいい、食べないほうがいい・・・いろいろな説がありますが、あすけん栄養士は「朝食は内容を考えて食べたほうがいい」と考えています。今回は、朝食の重要性と忙しい朝でも手軽にきちんと栄養補給できる朝食スタイルをご紹介します。
 
朝食はなぜ重要? ”食べない”ほうが太りやすい体質をつくる
朝食イメージ 毎朝スッキリ目覚められる人、朝が苦手でぼーっとしてしまう人、ギリギリまで寝ていたい人・・・きっと朝のすごし方は人それぞれですよね。そんな忙しい朝に、なぜ朝食を食べたほうがいいのでしょう?

朝食には以下のような重要な役割があります。

・カラダを温め基礎代謝を上げる
・昼食、間食の食べすぎを抑える
・エネルギーを補給して集中力を上げる
・水分を補給して、カラダに潤いを与える

朝食を食べると胃腸が活発に動き出します。その効果で眠っていたカラダが動き出し、睡眠中に低下した体温を上げてくれます。体温を高く維持するために体内のエネルギーが消費されるので、体温が高くなることは「基礎代謝」が上がることにつながります。基礎代謝を上げる=燃えやすいカラダになる、ことですから朝食を食べることは「太りにくい体質をつくる」と言えるのです。

逆に食事を抜いてしまうと、エネルギー不足になったカラダは一時的に飢餓状態になり、次に食べ物が体内に入ったときに余分に栄養を溜め込もうとします。ですから朝食を抜くことが習慣になると、脂肪を溜め込みやすい「太りやすい体質」になってしまう恐れがあります。

他にも朝食を食べたほうがよい理由があります。

脳の唯一のエネルギー源は「ブドウ糖」です。
寝ている間は動かないのでエネルギーは必要ないと思われがちですが、脳や臓器は活動しています。特に脳はエネルギー消費量が大きく、エネルギー源である血中のブドウ糖(血糖値)は寝ているときも消費されています。

朝起きたときは、頭が働かずボーっとしませんか?それは脳がブドウ糖不足になっているからなんです。そのままの状態でいると、午前中はボーっとして集中力がなくなったり、イライラしたりしてしまいますよ! 1日のはじまりの活力を得るためには、朝に適度にブドウ糖を補給することが大切なのです。ブドウ糖はごはんやパンなどの炭水化物や果物の糖分から補給することができます。

カラダを車に例えるなら食事はガソリン。ガソリンがないと車は動かないようにブドウ糖がないとカラダも頭も動きません。ハツラツとした素敵な一日をすごすためにも、朝のエネルギー補給はかかせません。

このように、朝食を食べることはダイエット中にもカラダの調子を整えるためにもうれしいことがいっぱいですね。
次ページからは、忙しい朝に手軽にとれる朝食の提案を紹介します!