「いつ何を食べたらいいの?」「いつ運動すればいいの?」時間栄養学に基づいたダイエット

 

「いつ何を食べたらいいの?」「いつ運動すればいいの?」時間栄養学に基づいたダイエット

第1回
「いつ何を食べたらいいの?」「いつ運動すればいいの?」時間栄養学に基づいたダイエット
 
「時間栄養学」という言葉を、はじめて聞く方もいらっしゃるかもしれません。「時間栄養学」は私たちの生態リズムに則って、考えられた栄養学なのです。これにより「いつ何を食べたらいいのか」「何がベストなのか?」がわかるようになってきたのです。


 
「何をいつ食べるべき?」内蔵の活動時間から考える
新陳代謝をスムーズにし、細胞を老いさせないためには、代謝を行う臓器を、健康で働けるよう保つことが大切です。臓器のリズムに合わせて生活を整えていきましょう。

カラダは24時間働いているように思いますが、内臓にも活発に活動する時間帯と、動きを最小限にし、休息する時間帯があります。そしてその時間帯は臓器によって異なってきます。それぞれの活動時間帯を無視せず、リズムに沿った時間に適した食事を摂ることで、健康面、美容面にもうれしい変化が出てきます。


【 代謝活動が活発な時間帯 】

■午前 肝臓
肝臓は、有毒物を解毒したり、脂肪の分解や栄養素の代謝に関わる大事な器官です。早朝から働きはじめ、11時頃にピークを迎えます。
肝臓、胃
■午後 胃
胃は主にたんぱく質の消化をする器官です。12時頃から代謝活動が高まり、14時過ぎに最も活発になります。

■夕方 膵臓
膵臓は血糖値のコントロールと、食べたものを消化する働きがあります。午後から夕方にかけて、糖質の吸収に関わるインスリンというホルモンの分泌が盛んになります。

■夜 腎臓
日中に解毒した老廃物を排出するために、腎臓の働きが活発になります。この働きをサポートするには充分な水分をとり、尿量を増やすことが大切です。

また、夜は肝臓、胃、膵臓と消化吸収に関わる臓器は休息モードに入ります。休んでいる臓器に負担をかけないようにするには、早め&軽めの夕食が正解。高脂肪の食事や食べすぎ、夜遅い時間の食事は、代謝されづらく、体内に溜め込むようになります。


次は時間別のメニュー例をご紹介します。