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栄養価の算出および過不足判定の基準

●食事バランスガイドに基づく食生活のバランス判定


 あすけんの食事バランスの判定は、厚生労働省・農林水産省策定「食事バランスガイド」に基づいています。
  • SVの計算方法
  • 主食1SV=穀類(米類・パン・麺類・その他の穀類食品)に由来する炭水化物40gに相当する。
  • 副菜1SV=野菜類・いも類・大豆以外の豆類・きのこ類・海藻類・種実類の正味量70gに相当する。
  • 主菜1SV=肉類・魚類・卵類・大豆、大豆製品に由来するたんぱく質6gに相当する。
  • 牛乳・乳製品1SV=乳類に由来するカルシウム100mgに相当する。
  • 果物1SV=果実の正味量100gに相当する。
 
2. 「適切」の範囲の判定基準
  「食事バランスガイド」に基準にのっとり、適正範囲を設定しています。

  【 エネルギー別食事バランスガイドの適正範囲 】
エネルギーの範囲
(kcal)
主食
(SV)
副菜
(SV)
主菜
(SV)
果物
(SV)
牛乳・乳製品
(SV)
嗜好品
(kcal)
1900以下 3~4 5~ 3~4 2 2 200以下
1901~2100 4~5 5~ 3~4 2 2 200以下
2101~2300 5~6 5~ 4~5 2 2 200以下
2301~2500 6~7 6~ 4~5 2~3 2~3 200以下
2501~2700 6~7 6~ 5~6 2~3 2~3 200以下
2701以上 7~8 6~ 5~6 2~3 2~3 200以下


●栄養価計算および栄養素の過不足の判定

【糖尿病管理基本コースをご利用の方はこちらの基準値をご確認ください。】

  • 栄養価の計算は、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会報告「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」に基づき算出しています。
  • 各栄養価の基準値の範囲は、厚生労働省策定「日本人食事摂取基準(2020年度版)」に基づき算出しています。※一部あすけん独自の基準あり
    • エネルギー
    • ●推定エネルギー必要量(注1)を基準エネルギー量とし、推定エネルギー必要量の±200kcalを基準範囲とする。
      (注1)推定エネルギー必要量の算出式=基礎代謝×身体活動レベル

      <基礎代謝を求める簡易式>
      基礎代謝量(kcal/日)=(0.1238+0.0481×体重[kg]※1+0.0234×身長[cm]-0.0138×年齢[歳]-0.5473×性別※1 )×1000÷4.186
      (国立健康・栄養研究所で推奨している簡易計算式を引用)

      ※1 男性:1 女性:2

      <目標未設定時の推定エネルギー必要量の算出に用いる体重>
      ・BMI22以上の場合      ・・・BMI22の時の体重
      ・BMI22未満18.5以上の場合 ・・・実際の体重
      ・BMI18.5未満の場合     ・・・BMI18.5の時の体重

      ●目標設定をした場合の目標エネルギー量
      現在の体重から算出する推定エネルギー必要量から目標に応じてエネルギーを差し引く。

      【差し引くエネルギー】
      約7000kcal消費すると脂肪1kgが燃焼するという考え方から7000kcal÷30(日)≒230kcal とする。
      さらに選ぶコースによって、食事で減らすか、運動で減らすか割合を決める
       食事中心          : 食事:運動=10:0
       食事・運動バランスよく  : 食事:運動=7:3
       運動中心          : 食事:運動=3:7

    • たんぱく質

    •   ・49歳まで:基準エネルギーの13~20%の範囲とする。
        ・50~64歳まで:基準エネルギーの14~20%の範囲とする。
        ・65歳以上:基準エネルギーの15~20%の範囲とする。
    • 脂質

    •   ・基準エネルギーの20%~30%の範囲とする。
    • 炭水化物

    •   ・基準エネルギーの50~65%の範囲とする。
    • ビタミン・ミネラル

    •   ・その他、ビタミン・ミネラルの範囲は、厚生労働省策定「日本人の食事摂取基準(2020年度版)」に基づく。
    • 食物繊維

    •   ・15~17歳の場合:男性:19g以上、女性:18g以上とする。
        ・18歳~64歳の場合:男性:21g以上、女性:18g以上とする。
        ・65歳以上の場合:男性:20g以上、女性:17g以上とする。
    • 塩分

    •   ・男性:7.5g未満、女性:6.5g未満とする。
    • 飽和脂肪酸

    •   ・15~17歳の場合:基準エネルギーの10%以下とする。
        ・18歳以上の場合:基準エネルギーの7%以下とする。
      【栄養計算結果に関しての注意事項】
      各メニューの栄養素は、様々な理由により誤差が発生します。参考値としてご覧ください。
      ■通常メニューの栄養素データは、あすけん栄養士が作成した標準的なレシピを基に栄養価を計算しています。使用する食材や調理方法の違い等により誤差が発生します。
      ■市販品/外食メニューはメーカー等が公表している栄養素を用いていますが、公表されていない栄養素については独自の推計値(※)を用いて計算しています。
      ※商品そのものや公表されている情報等から原材料を推定したうえで栄養素データを推計

      独自推計および商品/メニューのリニューアルにより誤差が発生します。市販品の栄養素が異なる場合など、下記からお問い合わせください。
      メニューに関する問い合わせはこちら

  • あすけん健康度の算出について
  • 「あすけん健康度」は、あすけん独自に定めた健康度の指標です。
    健康を維持するためには食事バランスと適度な運動が重要であることから、以下の項目によって総合的に判定し点数化しています。
     ●あすけん健康度評価項目(あすけんダイエット基本コース)※100点満点で評価
      ・食事摂取カロリー
      ・運動消費カロリー
      ・食事バランス(主食・副菜・主菜・牛乳、乳製品・果物・お菓子、お酒)
      ・PFCバランス(脂質・たんぱく質・炭水化物)
      ※アドバイスコースにより、上記の評価項目は変わります。


●運動量の判定基準

  • 運動量の判定・消費エネルギーの算出は、厚生労働省策定「健康づくりのための身体活動基準2013」および「改訂版『身体活動のメッツ(METs)表」に基づいています。



【参考文献】
 ・「食事バランスガイド」を活用した栄養教育・食育実践マニュアル
   社団法人日本栄養士会監修 武見ゆかり・吉池信男 編(第一出版
 ・厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020 年版)
 ・(独)国立健康・栄養研究所 改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』
【 監修 】
  女子栄養大学教授  川端輝江

 更新:2022年2月7日