太らない油ってあるんですか?

 
 
 
太らない油ってあるんですか? 
食事はおいしく楽しく食べるのが1番ですよね。その意味で満足感もぐっと高まる「油」は欠かせない存在です。しかし、とりすぎると肥満や生活習慣病を引き起こすといわれています。でも、とりかた次第ではダイエットの味方にもなるのです。 

脂肪は皮脂汚れと一緒で油を使って落とすのが効果的なのです。つまり、脂肪を落としたい人こそ油が必要ということです。そうはいっても油ならなんでもいいということではありません。「摂取量」だけではなく、「種類」と「質」が重要なのです。体内で油が正常に機能するためには【n‐6系脂肪酸】と【n‐3系脂肪酸】がバランスよく存在しないといけません。

■n‐3系脂肪酸が多い油
・魚の油・亜麻仁油・エゴマ(しそ)油
■n‐6系脂肪酸が多い油
・サラダ油・コーン油・大豆油・ゴマ油・紅花油・綿実油・ヒマワリ油
■n‐9系脂肪酸
・オリーブ油・菜種油・パーム油

目標は【n‐6系:n‐3系=4:1】これが太らないための基本バランスです。ところが実際は【n‐6系:n‐3系=10:1】と、n‐6系が過剰でn‐3系が不足している人が多いのです。

バランスを4:1にするには「n‐6系の油」を減らし、「n‐3系の油」を増やすことです。
炒め物や揚げ物で使われる多くはn‐6系油です。かわりにn‐3系油を使いたいところですが、酸化しやすく熱に弱いため加熱調理に向かないのです。ここでn‐6系とn‐3系のバランスに影響を与えないオリーブ油や菜種油などの「n‐9系の油」を使いましょう。
次にn‐3系油を増やすのに手軽な方法は肉より魚介類をもっと食べること。それと加熱しない料理には亜麻仁油やエゴマ油を活用しましょう。
ドレッシングを作ったり、納豆やスープ、野菜ジュースにくわえたりすれば手軽にとれますよ。

あと、気をつけなければいけないことは油をできるだけ酸化させないこと。酸化すると脂肪燃焼率がダウンしてしまうので注意が必要です。油のカロリーはどの油でも同じなのでとりすぎは禁物ですが、「油=太る」ではなくバランスよくとることが大切です。 小さじ1杯程度の亜麻仁油やエゴマ油を毎日の習慣して、n‐3系の油を補ってくださいね。



[ ダイエット 栄養素 ] (2013.05.07 )
 
 
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